【セッションレポート】デジタル社会実現ツアー2023 福岡 事例セッションレポート
アノテーションの大澤です。
今回はAWSのイベントであるデジタル社会実現ツアー2023に参加してきました。
このイベントは全国各地で開催されており、私は福岡での参加をしてきたので事例セッションの概要と感想を書いていこうと思います。
事例1. JR九州の「AWS×データ分析」による業務改善取組みの紹介
動画データを活用した分析
販売データを活用した駅弁当の発注業務効率化
事例2. 西鉄グループにおけるDXとデータ利活用基盤
にしてつキッズ仕事体験スクールプログラム:AWSとLINEミニアプリで革新的な参加者体験を実現
西鉄グループがDX推進を実現するためのデータ利活用基盤
事例3. 福岡地所グループのデータドリブンに向けた取組み
課題
・データの統一性の欠如:取引先マスターなどのデータが各事業部や部門で異なるため、全社的なデータ利用や可視化が困難。
・取引先情報の不整合:取引先に関する情報が一元的なコードで引き出せないため、どの部門がどの取引先とどれだけの取引をしているかが明確でない。
・複数の販売管理システム:事業の多様性から、複数の販売管理システムが存在する。
解決策
・取引先マスターの統一:グループ全体でデータを一気通貫させることで、データの可視化を促進。
・データの一元管理:AWSを使用してデータ基盤を構築。データソースからのデータを整形して一元管理し、全社的な情報共有や分析を実現。
・名刺管理システムの導入:全社的に名刺管理システムを導入して、取引先データの正確性を向上。このデータソースを元にマスターデータを整備。
・稟議システムの活用:稟議システム(全員が使用するシステム)を通じて、統制の取れた取引先マスターを使用し、他のシステムの取引先マスターの使用を減少させることで、データの一貫性を向上。
最後に
今回JR九州、西鉄グループ、福岡地所グループの3つの事例について共有させていただきました。
セッションを通して私が特に感じたのは、デジタル技術の導入とその活用方法のバランスの重要性です。技術だけを前面に押し出すのではなく、地域の実情やニーズに合わせた形での適用が求められていることを実感しました。また、各企業や団体がどのようにデジタル技術を取り入れ、実際のビジネスやプロジェクトに生かしているのかの事例は、今後の取り組みとしてとても価値があると思いました。
さらに、デジタル技術の活用においては、人材育成や資金調達など、ビジネスの様々な側面との連携が欠かせないということも学びました。成功談や失敗談を通じて、これからの地域創生や社会課題解決にどう取り組むべきかのヒントを得ることができたように思います。
デジタル技術と地域創生が結びつきを深め、さらに発展していくことを期待していきたいと思います。
アノテーション株式会社について
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